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久留米大学

2023年度 入試概要

前期一般選抜

募集人員約75名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(90分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(90分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験小論文(60分・50点・800字以内)
面接(50点)

後期一般選抜

募集人員約5名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(90分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(90分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験小論文(60分・50点・800字以内)
面接(50点)

過年度入試結果

前期一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2022751,5711,398353115非公表341499.4
<1,063><945><233><68><27><95><9.9>
(508)(453)(120)(47)(7)(54)(8.4)
2021752,0341,888352127非公表2715412.3
<1,359><1,261><245><80><19><99><12.7>
(675)(627)(107)(47)(8)(55)(11.4)
2020752,0561,823322120非公表3815811.5
<1,378><1,204><224><82><24><106><11.4>
(678)(619)(98)(38)(14)(52)(11.9)
2019801,7981,588394137非公表331709.3
<1,222><1,075><298><100><26><126><8.5>
(576)(513)(96)(37)(7)(44)(11.7)
2018852,0611,871394137非公表3116811.1
<1,418><1,269><295><100><23><123><10.3>
(643)(602)(99)(37)(8)(45)(13.4)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2022非公表非公表
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20221次23440058.50% 
2次32150064.20% 
20211次26440066.00% 
2次35050070.00% 
20201次31040077.50% 
2次39550079.00% 
20191次28640071.50% 
2次33445074.22% 
20181次28040070.00% 
2次31745070.44% 
 

後期一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20225650558465非公表05111.6
<431><372><34><4><0><4><93.0>
(219)(186)(12)(1)(0)(1)(186.0)
20215688587466非公表3965.2
<448><398><32><3><3><6><66.3>
(220)(189)(14)(3)(0)(3)(63.0)
20205941836515非公表05167.2
<609><538><40><3><0><3><179.3>
(332)(298)(11)(2)(0)(2)(149.0)
20195867782618非公表31171.1
<593><536><46><6><3><9><59.6>
(274)(246)(15)(2)(0)(2)(123.0)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2022非公表非公表
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20221次26740066.75% 
2次36750073.40% 
20211次26440066.00% 
2次36850073.60% 
20201次30840077.00% 
2次40950081.80% 
20191次28340070.75% 
2次33345074.00% 
 

一般選抜の出題傾向分析

1 英語

A 出題内容<前期>

2021年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2読解不要文指摘
3読解語句整序
4読解空所補充、内容説明、内容真偽
5読解空所補充、内容説明、内容真偽
6要約和文を英語で要約、英文を日本語で要約
2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2読解不要文指摘
3読解語句整序
4読解内容説明、内容真偽
5読解空所補充、内容真偽
6要約和文を英語で要約、英文を日本語で要約
2019年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4読解内容説明、内容真偽、空所補充
5文法・語彙正誤判定
6文法・語彙空所補充
2018年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4読解内容説明、内容真偽
5文法・語彙誤り指摘
6文法・語彙空所補充
7発音発音
2017年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4会話文応答文
5文法・語彙誤り指摘
6文法・語彙空所補充
7発音発音

B 傾向

マーク式と記述式の併用型である。ただし、記述式は大問1題のみである。マーク箇所の総数は40前後。以前は、長文の内容や語彙、整序英作文の英文構造や表現に高度で難解なものが含まれていたが、他の大問も含めて近年はかなり易化し標準レベルに落ち着いている。問題量も標準的である。

2020年度以降の各大問の出題内容は以下のとおりである。大問1は短文中の空所補充問題で、適切な単語・熟語を問う。大問2は100語程度の文章のなかから、内容上、不要な文を指摘する問題。大問3は文章中の整序英作文。日本文は与えられておらず、文脈から意味内容を特定しなければならない。大問4と大問5は400~600語程度の長文問題。空所語補充問題、内容説明、内容一致問題が出題されている。長文問題の内容は、医系・科学系に限定されない様々なものが出題される。大問6は記述式で、日本語の短い文章を英語で要約する問題と、英語の短い文章を日本語で要約する問題どある。

2 数学

A 出題内容<前期>

2021年度
大問番号項目内容
1複素数平面3次方程式、複素数平面と三角形
2図形と方程式円と直線、その交点を通る円
3数列と極限2項間の漸化式、数列の極限
4約数と倍数正の約数の個数と和、事象の分類
5微分・積分(数Ⅲ)三角関数と面積、回転体の体積(バウムクーヘン公式)
6図形と方程式絶対値を含む2つのグラフの共有点とその個数
2020年度
項目内容
小問集合(6問)(1)2次方程式の解と2つの方程式の共通解 
(2)自然数の個数、順列、条件を満たす自然数の個数 
(3)連立不等式の表す領域、点と直線の距離、式の最小値
(4)3項間の漸化式と一般項、和
(5)ベクトルと正四面体、内積、面積比
(6)対数を含む関数の極小値、方程式の実数解、グラフの利用(はさみうちの原理)
2019年度
項目内容
小問集合(6問)(1)データの分析、平均値と標準偏差
(2)確率、2次方程式の解、条件付き確率
(3)円、中心の軌跡、円の定点通過
(4)和の公式、階差数列
(5)平面ベクトル、四角形がひし形、正方形となる条件
(6)曲線と直線で囲まれる図形の面積とその図形を回転してできる立体の体積
2018年度
項目内容
小問集合(6問)(1)放物線に接する円
(2)定積分と極限
(3)2次関数のグラフ、関数の最大値
(4)常用対数の応用
(5)複素数平面上の三角形の重心、角の大きさ
(6)確率と漸化式
2017年度
項目内容
小問集合(6問)(1)不定方程式の解
(2)定積分の最大値・最小値
(3)数列と和
(4)図形と式(三角関数)
(5)くじの確率
(6)微・積分法

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲである。全分野から万遍なく出題されている。問題ごとに出題分野が明確であり、いわゆる融合問題はあまり見られない。

また、出題形式は該当する場所に答を記入するという空所補充式である。ただし、答がただ一つではなく複数の答がある場合もあるので注意が必要である。また、面倒な答となるものもあり、記入には注意が必要である。どこまでまとめればいいのか明確でない問題も見られる。

難易度としては、教科書レベルの問題から標準問題までのレベルである。すぐに正解が求まる空所もあるが、かなりの計算をしてようやく正解に到達できる空所もある。全体としては易化の傾向が進んでいたが、2021年度になって難化した。具体的には数学Ⅲを含む問題が3問出て、そのうち大問5は久しぶりに本格的な数学Ⅲの積分を取り扱う内容で計算量も多かった。

3 物理

A 出題内容<前期>

2021年度
大問番号項目内容
1力学ばねをはさんだ2物体の衝突、力学的エネルギー保存、運動量保存
2熱力学シリンダー内の気体の状態変化、熱サイクル
3電磁気電場、磁場中を移動する荷電粒子の運動
2020年度
大問番号項目内容
1力学L字形の剛体棒のつり合い
2波動薄膜の干渉
3電磁気コンデンサーの仕組みとはたらき
2019年度
大問番号項目内容
1力学水平面上2物体の衝突、運動量保存
2熱力学連なった3つの容器内の気体の混ぜ合わせ
3電磁気RLC交流回路
2018年度
大問番号項目内容
1力学万有引力・人工衛星の運動
2熱力学気体の状態変化と熱効率
3電磁気電場および磁場の中での荷電粒子の運動
2017年度
大問番号項目内容
1力学慣性力と運動方程式
2熱力学容器内の気体の状態変化
3電磁気コンデンサーの性質と特性

B 傾向

「物理基礎・物理」のうち「原子」を除く範囲から出題される。大問3題のうち「力学」と「電磁気」から1題ずつされている。残りの1題は「波動」か「熱力学」のどちらかである。出題形式は、ほとんどが解答欄に答のみを書き入れる記述式であり、各大問に8問程度とやや多めの小問がある。ほとんどの設問が計算問題であり、その多くは文字計算であるが、数値計算も少なくはない。そのため、解き終えるのには時間がそれなりにかかる。

また、途中で設定が変わる問題が多く、いくつかの問題を組み合わせたような作りになっている。難易度は標準的で、問の文章も簡潔で読みやすい。問題集などで見たことがある問題が多くみられ、問題設定もわかりやすく、定石通りの手順で解き進めればよい。

4 化学

A 出題内容<前期>

2021年度
大問番号項目内容
1総合原子の個数、分子間力、化学の法則、元素分析、電子式
2理論凝固点降下
3理論・無機アルミニウムの性質および反応
4理論・有機芳香族化合物の反応
2020年度
大問番号項目内容
1総合物質の分類、銀鏡反応、気体の製法、溶解性、等電点
2理論並列の電気分解
3無機・理論アルカリ土類金属の性質
4有機・理論元素分析とC4H10Oのアルコールの構造決定
2019年度
大問番号項目内容
1有機・理論周期表、アンモニアの分子数計算、水の電気分解、科学の基本法則、物質の分離方法
2無機・理論塩素の製法
3理論金属結晶
4有機・理論C5H10O2で表されるエステルの構造決定
2018年度
大問番号項目内容
1理論・有機小問5問(濃度計算、凝固点降下、有機化合物)
2理論反応速度
3無機硫黄の化合物
4有機単糖類・二糖類
2017年度
大問番号項目内容
1理論さまざまな金属を電極に用いた電池
2無機・理論炭酸ナトリウムの工業的製法
3有機芳香族化合物の抽出による分離

B 傾向

記述式である。標準的な問題が全分野から幅広く出題されている。大問数は3~4題で、理論化学と無機化学が2題、有機化学が1題または2題である。記述式であるために解答に時間はかかるものの、問題自体は基礎〜標準レベルのものが大半であり計算や論述問題に時間を取られなければ全問解答も可能である。

化学反応式や用語の穴埋め、計算、有機分野での反応や性質の理由を答える論述問題がよく出されている。特に化学反応式を書かせる問題は毎年出題されている。計算問題は解答のみを有効数字で答えるため、正確な計算力が求められる。無機化学では教科書レベルの標準問題が主に出題されるため、満点近くを狙いたい。有機化学では脂質・糖類・アミノ酸・たんぱく質の天然有機分野での出題が目立つ。平衡や反応速度などに関連した計算問題が実験と絡めて出題されることもある。聖マリアンナ医科大学、関西医科大学、大阪医科大学、昭和大学医学部など、記述式の大学と傾向が似ている。

5 生物

A 出題内容<前期>

2021年度
大問番号項目内容
1細胞グルコース輸送、タンパク質
2動物の反応骨格筋の構造、収縮
3体内環境肝臓の構造
4細胞体性幹細胞の分化
2020年度
大問番号項目内容
1体内環境、遺伝情報HIV、免疫、MHC(計算)
2体内環境血糖量の調節、糖尿病、ホルモン
3細胞と分子フォールディング、タンパク質の輸送
4動物の反応ヒトの神経系の構造、脳の働き、興奮の伝わり方
2019年度
大問番号項目内容
1体内環境体液の恒常性、ホルモン、自律神経
2遺伝情報DNAの複製(計算)
3動物の反応・代謝筋収縮と呼吸によるエネルギー供給(計算)
4有性生殖ショウジョウバエの伴性遺伝(計算)
2018年度
大問番号項目内容
1細胞細胞小器官
2有性生殖エンドウの草丈に関する遺伝、自家受精
3遺伝情報タンパク質発現と調節タンパク質(考察)
4進化・動物の行動突然変異、利他的行動
2017年度
大問番号項目内容
1細胞と分子タンパク質の機能
2進化集団遺伝
3個体群個体群の分布状態、生命表、生存曲線
4遺伝情報ラクトースオペロン

B 傾向

記述式。空欄補充問題、選択式問題、用語を問う問題、計算問題が含まれ、論述問題は様々な字数の問題が散見される。多くは標準的な問題で分量も多くないため、時間的にも余裕があるだろう。その分、高得点争いになるのでケアレスミスが致命的になる。生物が得意な受験生は90%くらい欲しいところである。出題内容は、動物の内部環境、動物の反応、遺伝子からの出題がやや多い。

小論文・面接

1 小論文

  • 例年、テーマが与えられ、自分の考えを述べる問題が出題されています。
  • 制限時間は60分、字数は800字です。

過去の出典例

  • 人間として生きることの意味
  • 時代を見据えた理想の医師像
  • 高齢化社会における医師の役割
  • 在宅医療のあり方
  • ストレスに対する予防および対処法
  • 医師のワークライフバランス
  • 医師として社会に貢献できること
  • 医師の働き方について
  • 我が国の再生医療について
  • 終末期医療のあり方について

2 面接

面接の形態個人面接(面接官2人に対し受験生1人)
面接時間10~15分
質問例久留米大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計36,200,000円
項目初年度2年次3~6年次
入学金1,000,000円  
授業料2,700,000円2,700,000円2,700,000円
施設拡充維持料1,500,000円1,500,000円1,500,000円
教育充実料4,000,000円2,000,000円1,000,000円
合計9,200,000円6,200,000円5,200,000円

諸会費等

6年間計178,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
保護者会入会金20,000円 
保護者会費13,000円13,000円
学友会会費50,000円 
同窓会入会金30,000円 
合計113,000円13,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
第117回(2023年3月16日発表)15013012092.3120102102100.030281864.3
第116回(2022年3月16日発表)14613510577.81151059085.731301550.0
第115回(2021年3月16日発表)14313510577.81191129584.824231043.5
第114回(2020年3月16日発表)15614712484.413813111587.81816956.3
第113回(2019年3月18日発表)15513611987.513311610388.822201880.0
第112回(2018年3月19日発表)14112610583.31181048682.723221986.4