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国際医療福祉大学

2023年度 入試概要

一般選抜

募集人員105名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(80分・200点・マークシート方式)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(80分・150点・マークシート方式)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点・マークシート方式)
以下のうちから2科目選択(マークシート方式)
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
小論文(60分・600字以内・段階評価)
※小論文の評価は1次試験ではなく、2次試験の際に使用されます。
2次試験面接(個人面接、約30分×2回、段階評価)

大学入学共通テスト利用選抜

募集人員15名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
国語(200点)
「国語」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
地歴公民(100点)
「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目選択
2次試験学力試験・小論文
 学力試験(英語、60分、100点)
 小論文(60分、600字以内、段階評価)
面接試験
 面接(個人面接、約30分×2回、段階評価)

過年度入試結果

一般選抜

概要

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20221053,0092,938635278316非公表非公表10.6
20211052,8812,793640280321非公表非公表10.0
20201052,8872,798600249282非公表非公表11.2
20191052,9482,856596225300非公表非公表12.7
20181052,5292,442581222193非公表非公表11.0

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2022非公表非公表
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20221次非公表550 
2次非公表550 
20211次非公表550 
2次非公表550 
20201次非公表550 
2次非公表550 
20191次非公表550 
2次非公表550 
20181次非公表550 
2次非公表550 

大学入学共通テスト利用選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数A1次試験合格者数2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数②
2022158298091863121非公表非公表26.1
2021157407191773018非公表非公表24.0
2020159499492303047非公表非公表31.6
2019151,0821,0533223045非公表非公表35.1
2018157627472811551非公表非公表49.8

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2022非公表非公表
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20221次非公表900 
2次非公表1,000 
20211次非公表900 
2次非公表1,000 
20201次非公表950 
2次非公表1,050 
20191次非公表950 
2次非公表1,050 
20181次非公表950 
2次非公表1,050 

一般選抜の出題傾向分析

1 英語

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3文法・語彙、読解誤り指摘
4読解空所補充、同意表現、内容説明、テーマ
5読解空所補充、同意表現、段落挿入箇所、内容真偽
2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3文法・語彙、読解誤り指摘
4読解空所補充、同意表現、内容説明、テーマ
5読解空所補充、同意表現、段落挿入箇所、内容真偽
2019年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3文法・語彙、読解誤り指摘
4読解空所補充、同意表現、内容説明
5読解文整序、内容説明、内容真偽
6読解空所補充、段落挿入箇所、同意表現、内容真偽
2018年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3文法・語彙、読解誤り指摘
4読解空所補充、同意表現、内容説明
5読解文整序、内容説明、内容真偽
6読解空所補充、段落挿入箇所、同意表現、内容真偽
2017年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽
4読解文整序、内容説明、内容真偽
5読解空所補充、内容説明、段落挿入箇所、内容真偽

B 傾向

全問マーク式である。マーク箇所総数は50程度である。

大問1は文中の空所語句補充問題であり、文法・語法・イディオムが問われる。大問2は日本文が与えられている整序英作文。8箇所の空所に対してマーク箇所が2つあり、複数のポイントが問われている。大問3は500語程度の長文中の下線部から、文法的・内容的に誤っているものを指摘する問題。大問4以降は長文総合問題で語数はそれぞれ900語程度である。

大問1と2はともに標準的だが、大問2ではポイントが複数組み合わされているためやや手間がかかる。長文総合問題は、内容が医学系・科学系のものが多く、一部専門的なところもあり文意を捉えにくいこともある。表面的な理解では対応できず、適切に文脈を把握しなければ正解にたどりつけない。試験時間に比して分量が多く、問もよく練られている。

2 数学

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1小問4問(A)絶対値を含む1次方程式(B)2次方程式の解と係数の関係(C)二項定理(D)放物線と点、分点の軌跡
2確率独立・反復試行の確率
3平面ベクトルと台形ベクトルの計算、1次独立、面積比
4微・積分法三角関数の極値、曲線と直線で囲まれる面積
2020年度
大問番号項目内容
1小問4問(A)三角比と三角形、(B)場合の数(八角形)、(C)不定方程式、(D)整式の除法、余り
2数列分数の群数列(分子が1の分数列)
3複素数平面三角形、平行四辺形とその面積、正三角形、円
4微・積分法対数を含む関数のグラフ(極値、変曲点、極限)、面積と回転体の体積、空間における線分の通過領域の体積
2019年度
大問番号項目内容
1小問4問(A)2次関数の最小値、(B)微分法による三角関数の値域、(C)円と2接線、(D)双曲線の焦点と接線
2確率袋から球を取り出す反復試行確率、条件付き確率、球に書かれた数が条件を満たす確率
3空間ベクトル点から直線への垂線の座標、点から平面への垂線の座標、三角形の面積、2つのベクトルに垂直な単位ベクトル、四面体の体積
4微・積分法極値、曲線の変曲点、不定(部分)積分、曲線の接線と法線が作る図形の面積、逆関数の性質
2018年度
大問番号項目内容
1小問4問(A)3次方程式の3整数解、(B)円順列、(C)直線の通過領域、(D)複素数が描く軌跡とその曲線の長さ
2数列漸化式、一般項、数列の和の計算
3ベクトル三角形と位置ベクトル、内心と重心と垂心の位置ベクトル、内接円する2円
4微・積分法関数の極小値、曲線の接線、定積分の計算(置換積分)、回転体の体積
2017年度
大問番号項目内容
1小問3問記数法、不等式で表される領域内を動くときの最小値、複素数の極形式
2数列じゃんけんの確率、確率の最大値、確率と漸化式
3ベクトル四角錐の体積、4点が同一平面にある条件
4微・積分法部分積分法、極大値、面積・体積と定積分

B 傾向

数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲからの出題である。形式はマーク式であり、符号\(-\)と\(\pm\)および0から9までのいずれかをマークするものである。

難化傾向が続いていたが、2020年度、2021年度と易化している。ただし、過去には計算量が多く相当の計算力を要する問題が出題されたこともあり、全問を解き切るには80分という試験時間はやや窮屈である。

3 物理

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:単振り子の周期、電磁気:電圧計による測定誤差、波動:浮き上がり、熱力学:熱容量の比較、電磁気:電磁場内の荷電粒子の運動
2力学衝突と反発係数、運動量保存則、摩擦力による運動の減衰
3熱力学気体の状態変化、定圧変化、定積変化、断熱変化
4波動円運動する2音源による音波の干渉
5電磁気電荷面がつくる電場、極板間の電場と引力
2020年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:運動方程式、電磁気:消費電力、波動:ドップラー効果、熱力学:気体の分子運動論、原子:ブラッグ反射
2力学糸でつるしたリングの運動方程式、円運動、単振動
3電磁気電場・磁場内を通過する荷電粒子の運動
4波動ニュートンリングの応用
5熱力学2組のピストンとシリンダーのピストンをばねでつないだ装置、気体の状態変化
2019年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:三角形の重心、電磁気:電荷がつくる電場、波動:プリズムによる光の屈折、熱力学:圧力と体積が比例する状態変化、原子:電子のエネルギー準位
2力学鉛直面内の小球の運動、円運動・単振動・衝突
3電磁気コンデンサーを含む直流回路、電荷保存
4波動横波の一般式、反射と定常波
5熱力学水平面内で回転するシリンダー内の気体の状態変化
2018年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:運動量保存則と力学的エネルギー保存則、電磁気:コンデンサーを含む直流回路、波動:レンズ、熱力学:気体の混合、原子:光電効果
2力学水平面内の円運動
3電磁気コンデンサー・コイルを含む直流回路、電気振動
4波動ドップラー効果、定常波
5熱力学気体の状態変化、熱効率
2017年度
大問番号項目内容
1力学動摩擦力による繰り返し衝突と単振動
2電磁気磁場中を動く導体棒の起電力とコイルの起電力
3波動複スリットによる回折光の干渉
4熱力学気体の分子運動論と断熱変化

B 傾向

「物理基礎・物理」の全範囲からの出題で、マーク方式である。

2018年度から大問1が小問集合となり、「原子」の単元が含まれることもある。大問2から大問5は「力学」「電磁気」「熱力学」「波動」の各単元からの出題で、一貫している。ほとんどは計算問題であり、わずかに数値計算も含まれる。設問は30題程度で、少々多めである。

「原子」からの出題が少ないとはいえ偏りなく広い範囲から出題されている。大問1の小問集合では典型的な問題が単元ごとに出題されていて、比較的解きやすい問題が多い。大問2~5については、問題集などで見られるような典型的なものが多いが、一工夫が加わり思考力が試されるものもある。その多くの場合、複数の単元が組み合わさっている。エネルギー保存、運動量保存、衝突などが連続的に起こる問題、円運動によって体積変化する気体の状態変化についての問題、電磁場内で運動する荷電粒子と分子運動論の複合問題など、総合的な知識と思考力が求められる。難問は少ないが、計算量が多く時間的にはタイトである。

4 化学

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1総合電気陰性度、平衡の移動、β崩壊、熱化学、触媒、化学発光、金、銀の性質、不斉炭素原子を持つ飽和脂肪属化合物、フェノール
2理論溶液の束一性(蒸気圧降下、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧)
3理論・無機リンの性質およびその化合物、リン脂質、リン酸の電離平衡、オリゴリン酸
4理論・有機グリコシド結合、分子式および構造決定、酵素、機器分析化学
2020年度
大問番号項目内容
1総合塩化ナトリウム、水素の同位体、実験操作、ベンゼンの蒸気圧、酸素と硫黄、アセトアミノフェンの合成経路、油脂、合成高分子化合物
2理論硫酸と酢酸の混合溶液の定量
3無機銀の性質、合金、錯イオン、酸化還元反応式、溶解度積、銀のめっき
4有機核酸の塩基、テオフィリンの構造
2019年度
大問番号項目内容
1総合原子とイオン、可逆反応、実験操作、溶液の凝固点、金属の反応、構造異性体、糖類の反応と性質、高分子化合物
2無機・理論洋銀の成分検出
3無機・理論窒素の単体と化合物
4有機・理論タンパク質の構造と性質
2018年度
大問番号項目内容
1総合結合、酸と塩基、電池・電気分解、溶解度、無機化学工業、天然有機化合物、高分子化合物、生命の化学
2理論リン酸塩化物の解離平衡
3無機・理論クロムとその化合物の性質と反応
4有機・理論アミノ酸とその誘導体
2017年度
大問番号項目内容
1総合水素結合、エタンの燃焼熱、活性化エネルギーと反応速度、圧平衡定数、遷移元素、ペプチドの構造決定、セルロースのアセチル化
2理論シュウ酸を使ったNaOH水溶液と炭酸ナトリウムの二段階中和滴定、シュウ酸の二段階電離
3理論・無機銅と濃硝酸の酸化還元反応、オストワルト法
4理論・有機ペチジンの構造決定

B 傾向

大問4題で全てマークシート方式。

大問1は小問集合で全分野から幅広く出題されている。大問2~4は大問ごとに1つのテーマで構成されている。また、全ての大問に正誤問題が含まれており難易度はやや高めである。計算問題も大問ごとに必ず出題されているが、正誤問題と同様に難易度は高めである。

大問4は有機化学分野から出題されているが、高校化学では見慣れないような反応についてよく出題されている。同様の出題を行う大学として東北医科薬科大学が挙げられる。数値は計算しやすいように工夫されているが、時間配分を間違えるとあっという間に時間がなくなり、大問3の途中あたりで時間切れになってしまいかねない。

5 生物

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1細胞と分子タンパク質の構造、酵素の働き
2遺伝情報DNAの複製、遺伝情報の解析
3体内環境心臓の拍動調節、脊椎動物の血管系
4進化・系統隔離と種分化、遺伝的浮動
2020年度
大問番号項目内容
1体内環境血液、体液循環、ホルモン、腎臓(計算)
2生殖と発生配偶子形成、減数分裂、被子植物の遺伝(計算:組換え価、自由交配)、
3動物の環境応答脳、刺激の伝導、伝達、筋収縮の仕組み(計算)、脊髄反射
4生態系とその保全キーストーン種、個体群、物質収支(計算)
2019年度
大問番号項目内容
1細胞膜受容体タンパク質、細胞内情報伝達、細胞接着、タンパク質の輸送
2有性生殖・発生動物の配偶子形成、精子の構造、受精の仕組み、形成体、中胚葉誘導、神経管誘導
3体内環境自律神経、内分泌系、免疫、抗体(計算)、NK細胞
4植物の環境応答・遺伝情報光発芽種子、花芽形成、フィトクロム、種子発芽と遺伝子突然変異
2018年度
大問番号項目内容
1動物の反応神経系、活動電位、神経伝達物質、学習
2遺伝情報ラクトースオペロン、転写調節、RNA干渉
3代謝光合成、CAM植物、呼吸、エネルギー転換効率
4進化・系統示準化石、生命の誕生と生物界の変遷、分子進化
2017年度
大問番号項目内容
1細胞細胞説、顕微鏡観察、細胞膜の選択的透過性、タンパク質の構造
2遺伝情報DNAの構造と複製、PCR法
3体内環境自律神経、心臓の拍動
4生態バイオーム、現存量と純生産量

B 傾向

マークシート式。選択問題は標準的な問題で、「一つ選べ」というものが多く、選択肢が少ないので選びやすいと思われる。全体の問題数は若干多く、情報処理能力を求められる問題も散見している。難易度は標準から若干難しめである。

出題内容としては、遺伝情報、生殖と発生、動物の反応などが多いが、進化・系統、生態系からも出題されている。広範囲にわたって、時には深い内容までも出題されている。遺伝の問題も頻出で、時間がかかる問題も多い。

小論文・面接

1 小論文

  • 制限時間は90分、字数は600字です。
  • 時事問題について、自分の考えを述べることが求められています。

過去の問題

  • 自国の立場で自由貿易と保護貿易について論じる
  • 少子化の問題点を整理したうえで、その対策案を論じる
  • 外国人労働者の増加が、これらかのわが国の医療福祉や社会に与えるであろう影響およびその問題点と対策について論じる
  • 日本の子どもの文章読解力低下の原因・背景を考えるとともに、その対策について論じる

2 面接

面接の形態個人面接(面接官3人に対し受験生1人)
面接時間30分×2回
質問例1回目
 国際医療福祉大学を志望する理由
 医師を志望する理由
 地域医療、都市部での医療等、どういった形で医療に携わりたいのか
 将来、進みたい診療科は何か
 国際性のある医師になるためには必要なものは何か
 クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
2回目
 新聞を読んでいるか
 最近の医療関係のニュースで気になるもの
 感動した本は何か。また、その本がどのような影響を与えたのか
 終末医療について
 介護離職について
 医師には教養が必要か。必要ならなぜ必要か

学納金等

学納金

6年間計18,500,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,500,000円 
授業料1,900,000円1,900,000円
実験実習費600,000円600,000円
施設設備費500,000円300,000円
合計4,500,000円2,800,000円

諸会費等

6年間計690,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
教育後援会年会費45,000円45,000円
海外臨床実習のための積立金70,000円70,000円
合計115,000円115,000円

※同窓会費等が別途必要。

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
第117回(2023年3月16日発表)13412512499.213412512499.20000.0